屋充(読み)やあて

精選版 日本国語大辞典 「屋充」の意味・読み・例文・類語

や‐あて【屋充】

〘名〙
天皇行幸に際して行幸先の殿舎などの装飾を分掌させること。
兵範記‐仁平二年(1152)一二月二六日「有行幸〈略〉有屋充事、各向奉行屋屋、令諸司官人奉仕之
伊勢神宮などの造替に際して、経費を各家に分担させること。
高野山文書‐建治二年(1276)閏三月一二日・亀山院院宣「日前・国懸両社造営事〈略〉云屋充段米、所課庄庄無懈怠其沙汰

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android