山の念仏(読み)やまのねんぶつ

精選版 日本国語大辞典 「山の念仏」の意味・読み・例文・類語

やま【山】 の 念仏(ねんぶつ)

  1. 比叡山延暦寺の三塔常行三昧堂で、陰暦八月一一日から七日間行なう念仏。→不断念仏
    1. [初出の実例]「八月、山の念仏は、慈覚大師の始め行ひ給へるなり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)うたがひ)

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世界大百科事典(旧版)内の山の念仏の言及

【念仏】より

…平安時代初期に最澄の弟子円仁(えんにん)が,唐の法照(ほつしよう)がはじめた五会(ごえ)念仏の流れをくむ五台山念仏三昧法を比叡山に移し,常行三昧(じようぎようざんまい)を修したが,五会念仏は5種の音声からなる音楽的な称名念仏であった。常行三昧は不断念仏といわれ,各地に普及したが,比叡山の不断念仏は〈山の念仏〉として有名となった。これは8月11日から7日間,常行堂内で阿弥陀仏のまわりを行道(ぎようどう)しつつ,念仏とともに《阿弥陀経》を誦し,つねに想いを阿弥陀仏に懸けることによって,罪障を除滅しようとする法会であった。…

※「山の念仏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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