山之郷村(読み)やまのごうむら

日本歴史地名大系 「山之郷村」の解説

山之郷村
やまのごうむら

[現在地名]長柄町山之郷

六地蔵ろくじぞう村の北東に位置する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に山ノ郷村とみえ、高一三六石。寛永八年(一六三一)年貢割付状(成島家文書)に千葉領山野郷村とあり、村高は変わらず貢納高二三石余。同一三年には同四九石余。正保四年(一六四七)には高一六二石余で六八石余を納めている。慶安元年(一六四八)以降は九〇石前後を納入している(同文書)。寛永頃には旗本三浦領、万治三年(一六六〇)当時は幕府領、宝永五年(一七〇八)には旗本秩父領で(同文書)幕末まで同様。万治三年の村明細帳(同文書)では田一〇一石余・取米五三石余、畑六〇石余・永一二貫六二八文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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