日本大百科全書(ニッポニカ) 「山刀伐峠」の意味・わかりやすい解説 山刀伐峠なたぎりとうげ 山形県北東部、尾花沢市(おばなざわし)と最上(もがみ)郡最上町の境にある峠。標高510メートル。藩政期には村山地方と盛岡藩領、仙台藩領を結ぶ重要な街道で、1689年(元禄2)芭蕉(ばしょう)はこの峠を越えて尾花沢へ入った。現在、「奥の細道山刀伐峠」の石碑があり、峠付近は奥の細道探勝路となっている。[中川 重] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例