山口瑞鳳(読み)やまぐち ずいほう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口瑞鳳」の解説

山口瑞鳳 やまぐち-ずいほう

1926- 昭和後期-平成時代のチベット学者。
大正15年2月21日生まれ。東大辻直四郎,中村元(はじめ)にまなび,昭和32年フランスに留学。東洋文庫研究員をへて,54年東大教授,のち名大教授。チベット研究の第一人者として知られる。「吐蕃(とばん)王国成立史研究」で59年学士院賞。石川県出身。旧名は川尻博。著作に「チベット」「チベット語文語文法」「概説 チベット語文語文典」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android