日本歴史地名大系 「山口県大小区村名書」の解説
山口県大小区村名書
やまぐちけんだいしようくそんめいしよ
二冊 山口県編 明治八年刊
解説 明治六年一二月行政区画を改め、県下を二一大区二六六小区に分画するにあたり、東を首とし南を上とする方針により、大島郡より始めて周防国一一大区、長門国一〇大区に割り、阿武郡をもって終わる。上巻を周防国、下巻を長門国とし、大小区の順に従って編集。村名の下に小村小字を注記し、地名は民間の伝承と古帳簿に記すものにより真字あるいは仮字で表記、真字によるものは読仮名を施し、また村名のうち何郷何庄何開作など古来の称呼のあるものは旧に従う。全篇収めるところの六二三村、一八町、一〇所、五浦、二七島は、おおむね藩政時代の町村名を踏襲し、明治一二年の郡区町村制、同二二年の市制町村制の基礎地名となる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報