山名町(読み)やまなちよう

日本歴史地名大系 「山名町」の解説

山名町
やまなちよう

上京区堀川通上立売下ル西入

町の東は南北に通る堀川ほりかわ通。応仁以前の景観を描くとされる中昔京師地図はこの付近に「山名館」と記し、山名宗全の居館があった。元亀二年(一五七一)の御借米之記や上下京御膳方御月賄米寄帳には山名殿町とみえ、当時は上京川西組に属した。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「やまなノずし」とあるが、寛文後期洛中洛外之絵図では「屋まな町」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 貸借 火災

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android