山国町(読み)やまくにまち

日本歴史地名大系 「山国町」の解説

山国町
やまくにまち

面積:一一九・八五平方キロ(境界未定)

山国川上流域、中心部守実もりざねの標高は約二〇〇メートル、奥地槻木つきのき毛谷村けやむらは五〇〇メートルとなる。北部や西部の境界は、英彦ひこ山・たか山をはじめとして、一〇〇〇メートル前後の稜線がはしる。東は耶馬渓やばけい町、南東玖珠くす郡玖珠町、南西は日田市、西から北にかけて福岡県田川たがわ添田そえだ町・京都みやこ犀川さいがわ町・築上ちくじよう築城ついき町・豊前市に接する。現町内にあった村々は日田郡長尾野ながおの村を除き下毛郡に属し、天正一五年(一五八七)黒田氏領、慶長五年(一六〇〇)中津藩(のち小倉藩)細川氏領、寛永九年(一六三二)中津藩小笠原氏領と推移したが、元禄一一年(一六九八)の小笠原氏半知により、槻木村を除き幕府領とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android