山室町村(読み)やまむろまちむら

日本歴史地名大系 「山室町村」の解説

山室町村
やまむろまちむら

[現在地名]富山市町村まちむら

常願寺川左岸に近く、五百石ごひやつこく往来南沿いに位置する。南東古寺ふるでら村。正保郷帳では「山室ノ町村」とみえ、高三〇九石余、田方二〇町二反余・畑方四反、新田高二三石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では町村と記され、草高六四〇石、免三ツ、小物成は鮎川役七匁(三箇国高物成帳)。所属組は荒川あらかわ村と同じ。灌漑には常願寺川荒川口取入れの町村用水を利用(富山市史)。天保一五年(一八四四)には草高六四三石のほかに飛地として三五石の分卦手上高があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android