山岡荘八の「徳川家康」

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山岡荘八の「徳川家康」

山岡荘八やまおか・そうはちの「徳川家康」 徳川家康生涯を描いた長編歴史小説。作家山岡荘八(1907~78年)が50年から17年間にわたり北海道新聞や中日新聞などに連載し、単行本は全26巻にも及ぶ。狡猾こうかつな「たぬきおやじ」のイメージではなく、平和を希求した理想家としての家康像をつくり上げた。山岡は第2次世界大戦で従軍作家として特攻隊員を取材した経験から、戦乱の世を終わらせた家康に平和への願いを託して執筆したとされる。政財界の著名人らにも多く愛読され、83年には滝田栄たきた・さかえ主演でNHK大河ドラマにもなった。

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