山崎甚五郎(読み)ヤマザキ ジンゴロウ

20世紀日本人名事典 「山崎甚五郎」の解説

山崎 甚五郎
ヤマザキ ジンゴロウ

明治・大正期の電気化学者 山梨高等工業学校初代校長。



生年
明治15(1882)年

没年
昭和2(1927)年6月23日

出生地
兵庫県多紀郡畑村

旧姓(旧名)
斎藤

学歴〔年〕
京都帝大卒

学位〔年〕
理学博士〔大正7年〕

経歴
斎藤家に生まれ、のち山崎家に入婿する。鳳鳴義塾、第三高等学校を経て、京都帝大を卒業。電気化学研究のため3年間ドイツ・英国・米国に留学、明治44年帰国し米沢高等工業学校教授となり応用化学科長を兼任する。大正5年農商務省工業試験所技師に転じ、8年東京帝大農学部講師を務め、9年農商務省よりアルミニウム製造工業視察の命を受けて欧米各国に出張した。13年山梨高等工業学校の創設に当たり選ばれて初代校長に就任。電気化学界の権威としてアルミニウム精錬の研究で知られた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山崎甚五郎」の解説

山崎甚五郎 やまざき-じんごろう

1882-1927 明治-大正時代の電気化学者。
明治15年生まれ。欧米に留学し,明治44年米沢高工教授。農商務省工業試験所技師などをへて,大正13年山梨高工創設にあたり初代校長となる。アルミニウム精錬の研究で知られた。昭和2年6月23日死去。46歳。兵庫県出身。京都帝大卒。旧姓は斎藤。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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