山王堂町(読み)さんのうどうまち

日本歴史地名大系 「山王堂町」の解説

山王堂町
さんのうどうまち

[現在地名]酒田市新井田町にいだちよう

東は新井田川、西は本米屋もとこめや町に続く東西に連なる町と、中央から北に延びる部分からなるT字形の町。米屋町組に属する。慶長六年(一六〇一)の最上氏入封後、城下内町・米屋町両組の守護のため当町東側、修験行蔵院の向い、松原地の南方に山王宮を遷座した。同宮は寛永一三年(一六三六)窪地を避けはま(のちの近江町)に移転した(「上日枝神社旧記」飽海郡誌)。明暦二年(一六五六)の火災後、町奉行乙坂六左衛門は当町の西端から秋田あきた町に達する幅三間の空地をつくって松を植林し、防火帯とした(「御用留帳」野附文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android