山田尻村(読み)やまだじりむら

日本歴史地名大系 「山田尻村」の解説

山田尻村
やまだじりむら

[現在地名]観音寺市柞田町くにたちよう

土井どいノ池(現柞田町字池崎)から流れる山田川河口流域に広がる平野部に位置。「西讃府志」に「山田尻ト名クルハ、黒淵村ノ旧名ヲ山田トイヘリ、此地、其後ニ当レルニヨリ、カクイヘリ。此村北ニ海ヲ受ケ、舟泊リノ波戸アリ」と記され、波戸の規模は長さ四〇間とある。小地名に内邑うちむら(村)塩屋しおやがある。古代の苅田かりた柞田くぬいた(和名抄)中世柞田庄に含まれた。寛永国絵図に村名がみえるが、柞田郷に一括して高付されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android