山部郷(読み)やまべごう

日本歴史地名大系 「山部郷」の解説

山部郷
やまべごう

天平一九年(七四七)法隆寺伽藍縁起并流記資財帳に、聖武天皇が同一〇年に永年の食封として法隆寺に賜った四ヵ国都合二〇〇戸のうち「上野国多胡郡山部郷五十戸」とみえる。「和名抄」には記載を欠く。「日本地理志料」は「夜満倍」と訓じ、御荷鉾みかぼ山の下にあたる下日野しもひの(現藤岡市)に比定している。上・下日野村は多胡郡に属していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android