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岡本美根太夫 おかもと みねだゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

岡本美根太夫 おかもと-みねだゆう

1800-1882 江戸後期-明治時代の浄瑠璃(じょうるり)太夫。
寛政12年生まれ。源氏節の祖。はじめ岡本宮古太夫に新内節をまなび,のちそれに祭文(さいもん)江戸説経節をくわえて好評をえた。明治5年弟子の美佐松が説経源氏節と名づけ,さらに略して源氏節といわれた。明治15年死去。83歳。江戸出身。

出典|講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

世界大百科事典内の岡本美根太夫の言及

【源氏節】より

…明治時代に名古屋を中心に流行した浄瑠璃の一種。岡本美根太夫(1800ころ‐82)が優婉な新内節に哀切な説経節を加味して創作した説経祭文新内ぶしを,1868年(明治1)に,仏教界の説教が一般的だったため〈説教源氏節〉と改め,〈源氏節〉ともいった。平家琵琶(平曲)が名古屋で有名だったのでそれに対して〈源氏節〉と称したのである。…

【新内節】より

…また昭和に入っては名古屋の富士松春太夫が知られた。なお,名古屋の新内語り岡本美根太夫が語り出したものに源氏節がある。新内節に説経節を加味したもので,源氏節を地に女だけの芝居をするようになり,一時喜ばれた。…

【説経節】より

…前者の流れを薩摩派といい,後者の流れを若松派という。なお,幕末に名古屋の岡本美根太夫が新内節に説経祭文を加えて新曲をおこしたが,これは説経源氏節,または単に源氏節と称される。
[演目と正本]
 説経節の代表作を〈五説経(ごせつきよう)〉といい,この呼び名はすでに寛文(1661‐73)ころに見えるが,何をさしたか不明。…

※「岡本美根太夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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