岡本起泉(読み)おかもと きせん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡本起泉」の解説

岡本起泉 おかもと-きせん

1853-1882 明治時代の戯作(げさく)者。
嘉永(かえい)6年生まれ。明治10年東京さきがけ新聞(のち東京新聞と改称)にはいる。「其名も高橋毒婦の小伝(おでん)―東京奇聞」など実録ふうの続き物をかき読者の人気をあつめ,13年からは有喜世新聞で活躍。明治15年7月20日死去。30歳。江戸出身。本名は勘造。別号に貴泉。著作はほかに「恨瀬戸恋神奈川(うらみせとこいのかながわ)」「島田一郎梅雨(さみだれ)日記」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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