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おでん おでん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

おでん
おでん

煮込み田楽の略称。関西では関東焚 (かんとうだき) ともいう。もとは串刺しの豆腐を焼いて味噌をつけて食したのが起りで,のちにこんにゃくや野菜類などを同じようにして食べた。現在の煮込みおでんは,材料に焼き豆腐のほか,焼きちくわ,さつま揚げ,つみれはんぺんなどの魚介類の加工品や,大根,里いもなどの野菜,卵,こんにゃくなどを用い,鍋物風に長時間煮込んで食する。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

おでん

ルーツは室町時代に豆腐を串に刺して焼き、みそなどを塗った「田楽」と言われる。宮中言葉でこれを「御田(おでん)」と呼んだことに由来するという。地域色豊かなだしやたれ、トッピングを使った「ご当地おでん」が、全国で執と生まれている。ゲーム会社大手のナムコが運営する東京・池袋のナンジャタウンでは、1月21日まで、ご当地おでんを集めた「おでん博覧会」が開かれている。青森の「生姜味噌おでん」のほか、みそだれを付け夏に食べる室蘭風おでん、小田原かまぼこに梅みそを付ける小田原風おでん、みそ汁状のスープで煮込む名古屋風おでんなど、8地域のおでんの屋台が出店している。

(2006-12-01 朝日新聞 朝刊 青森全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

おでん

(1)田楽(でんがく)をいう。(2)煮込み田楽の略称。関西では関東煮または関東だきという。田楽は本来は材料を串(くし)にさして焼いてみそをつけたが,江戸末期,煮込んでからみそをつけるみそおでんができ,さらに醤油味で長時間煮る煮込みおでんとなった。

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世界大百科事典 第2版の解説

おでん

田楽豆腐などの田楽を略して接頭語の〈お〉を付した語。田楽の意であるが,19世紀初めころからみそをつけて焼く本来の田楽に対し,その変形である煮込み田楽を〈おでん〉と呼ぶようになったようである。田楽に菜飯(なめし)が付き物であったように,おでんには茶飯が付き物とされた。江戸から始まったものらしく,関西では関東煮(かんとうだき)と呼ぶことが多い。鰹節とコンブでとっただし汁を薄味に仕立て,その中へつみいれ,はんぺん,ちくわ,すじ,薩摩揚げなどの練製品や,焼豆腐,がんもどき,こんにゃく,ダイコン,ゆで卵その他さまざまな種を入れ,煮立たぬ程度で長時間煮込む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

おでん
おでん

(なべ)料理の一種。おでんの名称は「おでんがく」の略語で、その語源は田楽(でんがく)である。田植どきに豊作を祈念して白い袴(はかま)に赤、黄、青など色変わりの上衣を着用し、足先に鷺(さぎ)足と称する棒をつけて田楽舞を行った。このときの白袴に色変わりの上衣、鷺足の姿が、白い豆腐に色変わりのみそをつけた料理に似ているので、田楽のようだといったのがこの料理の名称となり、本来の舞のほうは忘れ去られた。
 古いころの田楽は焼き豆腐にみそをつけるものもあった。こんにゃくが豆腐のかわりに使われる場合はゆでて用いていた。江戸中期から、野外宴会などに豆腐田楽が用いられたが、これに適するため滋賀県栗東(りっとう)市目川(めがわ)の崩れにくい田楽が導入された。当時の田楽串(くし)は先が3本に分かれていた。いまは全国的に2本串になっているが、名古屋、岐阜の一部に3本串が残っている。おでんの呼称は、田楽におの字をつけて「お田楽」となり、楽がとれて「おでん」となったものである。みそを用いての煮込みおでんは江戸後期にみられるが、しょうゆ味のだし汁で煮込んだおでんは明治の産物である。
 おでん種(だね)は、豆腐、がんもどき、こんにゃく、はんぺん、イモ、ダイコンなどであったのが、いまは動物性材料が多くなっている。大正の中ごろ、関西で「関東煮(だき)」の名で紹介されたものは、鶏のだし汁に下煮をした種を加えるのできれいな料理になって、関東に逆移入され、全国的にこの形態になった。郷土色のあるものでは、徳島の「でこまわすで」とよばれる、串刺しのサトイモにみそをつけて焼く田楽がある。熱いので息をかけながら串を回して食べるようすが、阿波(あわ)人形を操るのに似ているのでこの名がある。[多田鉄之助]

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世界大百科事典内のおでんの言及

【田楽】より

…こうして《守貞漫稿》が〈今ハ食類ニ味噌ヲツケテ焙(あぶり)タルヲ田楽ト云,昔ハ形ニ因テ名トシ,今ハ然ラズ〉というように,串に刺さず,ただ,みそをつけて焼く料理一般をも田楽と呼ぶ風を生じた。また,女房詞(にようぼうことば)で田楽を〈おでん〉といったが,これは後に煮込み田楽をさすようになった。田楽の名は南北朝から見られるが,江戸時代になると各地にこれを名物とする店が出現した。…

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