岡田新川(読み)おかだ しんせん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡田新川」の解説

岡田新川 おかだ-しんせん

1737-1799 江戸時代中期-後期儒者
元文2年7月7日生まれ。松平君山にまなび,天明3年尾張(おわり)名古屋藩校明倫堂教授,寛政4年督学(学頭)。歴史編纂所継述館総裁もつとめた。寛政11年3月24日死去。63歳。名は宜生。字(あざな)は挺之。通称仙太郎別号に暢園,杉斎。著作に「秉穂(へいすい)録」「畸人詠」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の岡田新川の言及

【尾張国】より

… 藩祖義直は家康から多数の書籍を譲られ,自身も《類聚日本紀》174巻を編纂し好学の藩風をつくり,尾張独自の考証学風を生み出した。河村秀根の《書紀集解》30巻や岡田新川らによる《群書治要》の校刊と《孝経鄭氏解》の刊行,鈴木朖(あきら)の《言語四種論》,さらに本居宣長の《古事記伝》の名古屋出版等によって学問的風潮は庶民の間にも広まった。城下で松尾芭蕉を中心に門人らによって正風開眼がなされ,俳諧の結社は農村にまで及んだ。…

※「岡田新川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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