仙太郎(読み)せんたろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仙太郎」の解説

仙太郎 せんたろう

1831-1874 幕末の漂流民。
天保(てんぽう)2年生まれ。播磨(はりま)(兵庫県)の栄力丸乗組員。嘉永(かえい)3年遭難し,浜田彦蔵(ジョセフ=ヒコ)らとアメリカ船に救助されて渡米ペリーの日本遠征に水夫サム=パッチとして同行したが,処罰をおそれて上陸しなかった。安政7年宣教師ゴーブルとともに帰国し,慶応2年再渡米。明治4年帰国した。明治7年10月7日死去。44歳。安芸(あき)(広島県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android