岡発戸村(読み)おかほつとむら

日本歴史地名大系 「岡発戸村」の解説

岡発戸村
おかほつとむら

[現在地名]我孫子市湖北台こほくだい一〇丁目・東我孫子ひがしあびこ一―二丁目・岡発戸

下戸さげど村の南東にあり、成田方面に至る道が通る。中世相馬そうま御厨黒崎くろさき郷のうちとして「発戸」「ふんと」とみえる。寛永二年(一六二五)知行宛行状に岡保戸村とみえ、高二五石余が旗本建部領。同じく岡程村四七石余が同加藤領で、また小川・酒井両氏の知行所もあったとされる。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では岡発戸村として高二三六石余、旗本本多領。天保一四年(一八四三)の組合村書上帳(川村家文書)では幕府領一五六石余・家数四、小川領二三七石余・家数三五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android