岩井廃寺(読み)いわいはいじ

日本歴史地名大系 「岩井廃寺」の解説

岩井廃寺
いわいはいじ

[現在地名]岩美町岩井

蒲生がもう川右岸の河岸段丘地にある七世紀後半から平安時代初頭にかけての寺院跡。遺構は鬼の碗とよばれている塔心礎を残す塔跡(国指定史跡)のみだが、地形から塔の西側に金堂を配する法起寺式伽藍配置をとっていたと考えられる。塔心礎には長径三・六メートル余、短径二・四メートル余の巨大石が使用されている。上面は平らに加工され、舎利孔を有する直径七七センチ・深さ三三センチ余の円柱孔がうがたれており、円柱孔の周囲には一辺一四〇センチの方形柱座がつくられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 形跡

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む