20世紀日本人名事典 「岩佐禄郎」の解説
岩佐 禄郎
イワサ ロクロウ
明治〜昭和期の陸軍中将
- 生年
- 明治12(1879)年4月3日
- 没年
- 昭和13(1938)年8月3日
- 出生地
- 新潟県新井町
- 学歴〔年〕
- 陸士〔明治33年〕卒,陸軍騎兵実施学校
- 経歴
- 新潟県の高田中学校を中退して一時小学校の代用教員を務めたが、志を転じ陸軍士官学校に入った。明治33年卒業して陸軍騎兵少尉となる。日露戦争に従軍。のち陸軍騎兵実施学校を卒業して、大正元年憲兵中尉となる。富山・山口各憲兵分隊長、憲兵司令部高級副官、大阪・東京各憲兵隊長を経て、昭和6年朝鮮憲兵隊司令官、9年関東憲兵隊司令官などを歴任。憲兵としてエリートコースを歩み、昭和10年陸軍中将に進んで、同年憲兵司令官となるが、11年2.26事件が起き、事件終結後に待命となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報