日本歴史地名大系 「岩国山」の解説 岩国山いわくにやま 山口県:岩国市錦見村岩国山錦見(にしみ)・室の木(むろのき)・関戸(せきど)および玖珂(くが)郡和木(わき)町の瀬田(せた)にまたがる標高二七七・八メートルの山。「万葉集」以来、歌に詠まれた磐国(いわくに)山(岩国山、欽明路峠付近の山をいう)とは別である。この山は錦見の方にだけ裾を引き、ほかからは眺めにくい。「玖珂郡志」も岩国山を錦見村のところにおき、「東北ノ高山、高百三十間、往古ハ茂山ニテ松柏交枝、杣木ナド出シトゾ」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by