岩木神社(読み)いわきじんじや

日本歴史地名大系 「岩木神社」の解説

岩木神社
いわきじんじや

[現在地名]廿日市町上平良

速谷はやたに神社の境内社。もと速谷神社の北西にあたる権現ごんげん山にあり、明治初頭に速谷神社境内に移された。磐木社・石城社とも記す。祭神は岩木翁神。創建年代は不詳であるが、社伝では厳島神社と同じ「推古天皇端正五年」とする。「芸藩通志」は「昔市杵島姫神当国に鎮座し給ふ時、神烏従来り当村に飛来る、時に磐木翁なるもの村の主たり、翁神烏のために十歩の地を仮し栖しむ、後社を建てその烏を祭る、(中略)近辺に磐木社ありてかの翁をまつるといふ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android