岸武雄(読み)キシ タケオ

20世紀日本人名事典 「岸武雄」の解説

岸 武雄
キシ タケオ

昭和・平成期の児童文学作家 元・岐阜教育大学教授。



生年
明治45(1912)年7月6日

没年
平成14(2002)年1月21日

出生地
岐阜県藤橋村

学歴〔年〕
岐阜師範卒

主な受賞名〔年〕
野間児童文芸推奨作品賞(第9回)〔昭和46年〕「千本松原」,小学館文学賞(第28回)〔昭和54年〕「花ぶさとうげ

経歴
教職のかたわら児童文学の創作にたずさわる。昭和34年岐阜児童文学研究会を結成、47年「コボたち」を仲間とともに創刊。昭和61年岐阜教育大学教授を最後に教職を退き、文筆活動に専念する。作品に宝暦治水を描いた「千本松原」(平成4年アニメ化)、「花ぶさとうげ」の他、「山の子どもとソーセージ」「幕末の科学者飯沼慾斎」「がんばれデメキン」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岸武雄」の解説

岸武雄 きし-たけお

1912-2002 昭和-平成時代の児童文学作家。
明治45年7月6日生まれ。小・中学校教諭をへて岐阜教育大教授となり,昭和61年までつとめる。かたわら中部地方の歴史的事件をもとに底辺に生きる人びとをえがきつづけ,46年「千本松原」で野間児童文芸推奨作品賞,54年「花ぶさとうげ」で小学館文学賞。平成14年1月21日死去。89歳。岐阜県出身。岐阜師範卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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