底辺(読み)テイヘン

デジタル大辞泉 「底辺」の意味・読み・例文・類語

てい‐へん【底辺】

三角形で、頂点に対する辺。二等辺三角形で、等辺でない辺。台形で、平行な2辺。
組織などの基盤をなす部分や、社会の下層部分のたとえ。「産業底辺を支える人たち」

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精選版 日本国語大辞典 「底辺」の意味・読み・例文・類語

てい‐へん【底辺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 三角形の頂点に対する辺。三角形で高さを測るために基準にとった辺。二等辺三角形の等辺でない辺。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
  3. 物事の底の部分。特に、社会の下層部。
    1. [初出の実例]「近代国家の政治理論は〈略〉頂点の制作主体としての君主の役割を、底辺の主体的市民の役割にまで旋回した」(出典:日本の思想(1961)〈丸山真男〉I )

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