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千本松原 せんぼんまつばら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

千本松原
せんぼんまつばら

静岡県東部,駿河湾にのぞむ松原沼津市の狩野川河口から富士市の田子ノ浦港にかけての景勝地で,松は『東関紀行』にも名が現れていたが,天正年間 (1573~92) ,武田,北条の合戦で伐採され,住民は潮風の害に苦しんだ。その苦しさを救うため増誉上人長円 (千本山乗運寺の開山) が長い年月をかけて 1000本のマツ苗を再植したと伝えられる。砂丘上に防潮,防風保安林のマツ林が続く。特に狩野川河口北西部の千本浜公園はその中心で,井上靖若山牧水文学碑,若山牧水記念館などがある。

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デジタル大辞泉の解説

せんぼん‐まつばら【千本松原】

静岡県沼津市の海岸。造林されたクロマツの茂る砂丘が続く。千本浜。千本松。

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デジタル大辞泉プラスの解説

千本松原

岸武雄による児童文学作品。1971年刊行。同年、野間児童文芸新人賞受賞。1992年、『せんぼんまつばら 川と生きる少年たち』の題名でアニメ映画化。

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大辞林 第三版の解説

せんぼんまつばら【千本松原】

多数の松が群がり生えている原。特に、静岡県沼津の海岸の松原が有名。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔静岡県〕千本松原(せんぼんまつばら)


静岡県沼津(ぬまづ)市、駿河(するが)湾に臨む松原。狩野(かの)川河口から西方に約10km続く。長く防風林・防潮林として機能したが、現在は防潮堤が建設されている。松林は千本浜公園となり、若山牧水(わかやまぼくすい)の歌碑や井上靖(いのうえやすし)などの文学碑がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

千本松原
せんぼんまつばら

静岡県、駿河(するが)湾奥部の海岸砂丘と砂浜の松林の総称。沼津市狩野(かの)川河口付近から西に延び、富士市に達し、約10キロメートル。クロマツの造林地で、沼津市乗運(じょううん)寺の開祖増誉上人(ぞうよしょうにん)の植栽といわれる。沼津市に千本浜公園があり、井上靖(やすし)、若山牧水、芹沢光治良(せりざわこうじろう)などの文学碑や、若山牧水記念館もある。沼津御用邸記念公園のクロマツ林も美林で郷土景観として重要である。しかし、海岸は防潮堤の構築が進み、人工海岸に変貌(へんぼう)している。千本浜公園には沼津駅からバス10分。[北川光雄]

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