岸谷村
きしだにむら
[現在地名]舞鶴市字岸谷
丹後・丹波の国境にそびえる弥仙山北東麓にあり、池内川上流の岸谷川谷奥に位置する。南東の小吹峠を経て丹波中上林の睦志村(現綾部市)に至る。山深く耕地が少ないため山仕事が主で、隠田集落ともいわれた。
慶長検地郷村帳に高四六・三九石「岸谷村」とみえ、土目録でも高は変化せず、内訳は田方三〇石余、畑方一五石余、運上として奉書運上銀九二匁一分五厘・端折紙一二束などが記され、和紙の製造が盛んであった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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