峠 三吉(読み)トウゲ サンキチ

20世紀日本人名事典 「峠 三吉」の解説

峠 三吉
トウゲ サンキチ

昭和期の詩人



生年
大正6(1917)年2月19日

没年
昭和28(1953)年3月10日

出生地
大阪府豊中市

学歴〔年〕
広島商〔昭和10年〕卒

経歴
広島商在学中から詩作を始め、卒業後の昭和10年広島ガスに入るが結核となり、療養生活をする。17年キリスト教に入信。療養中の20年8月6日、広島で被爆。療養の身に原爆症状が加わったが、率先して被爆者救援運動をはじめ広く平和運動を展開。傍ら、広島青年文化連盟の運動に加わり、委員長に選ばれ、各種サークル運動を指導し、また新日本文学会に参加、共産党に加わる。25年“われらの詩の会”を組織し、26年ガリ版の「原爆詩集」を刊行し、27年青木文庫として公刊する。27年「原子雲の下より」を編集したが、28年原爆症のため死去した。45年全詩集「にんげんをかえせ」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「峠 三吉」の解説

峠 三吉 (とうげ さんきち)

生年月日:1917年2月19日
昭和時代の詩人。広島青年文化連盟委員長
1953年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報