島マス(読み)シマ マス

20世紀日本人名事典 「島マス」の解説

島 マス
シマ マス

昭和期の教育者,社会事業家 元・沖縄県更生保護婦人会会長。



生年
明治33(1900)年

没年
昭和63(1988)年7月8日

学歴〔年〕
女子師範〔大正8年〕卒

主な受賞名〔年〕
沖縄タイムス賞〔昭和42年〕,琉球新報賞〔昭和54年〕

経歴
30年間教員生活を送ったあと、昭和23年に依願退職。25年、当時の民政府社会事業課事務官補に任命されたのを期に社会福祉活動に尽力。27年「コザ児童保護所」、翌28年に「コザ女子ホーム」を自宅に設け、以来、米軍基地内の残飯をあさり、「軍施設立ち入り窃盗犯」として軍の裁判にかけられた孤児たちも引き取るなど、500人近くを世話した。沖縄赤十字奉仕団長、中部地区婦人福祉友の会、同地区老人クラブ連合会副会長などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島マス」の解説

島マス しま-マス

1900-1988 昭和時代の教育者,社会事業家。
明治33年3月13日生まれ。沖縄県の小学校教師をつとめる。昭和26年児童福祉司となり,27年コザ児童保護所,翌年コザ女子ホームを設立。青少年の厚生保護につくす。沖縄の社会福祉事業の草分け的存在。昭和63年7月9日死去。88歳。沖縄県出身。沖縄女子師範卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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