島戸境一号墳(読み)しまどざかいいちごうふん

日本歴史地名大系 「島戸境一号墳」の解説

島戸境一号墳
しまどざかいいちごうふん

[現在地名]山武町麻生新田

木戸きど川中流域右岸の台地上の島戸境に所在する円墳。平成五年(一九九三)に発掘調査が行われた。墳丘は削平されていたが直径二〇メートルの方形に近い円墳で、埋葬施設は木棺直葬であったと推定される。出土遺物として四面の製鏡(捩文鏡二・連弧文鏡一・珠文鏡二)勾玉(硬玉・瑪瑙・琥珀・水晶)・碧玉管玉・水晶棗玉・琥珀丸玉・ガラス丸玉・ガラス小玉がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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