日本歴史地名大系 「島根県町村名」の解説
島根県町村名
しまねけんちようそんめい
一冊 生松彦一編
成立 明治一一年
版本 島根県立図書館ほか
解説 明治一一年当時の島根県下の町村名を国別・郡別に列挙し、村名に振仮名を付している。ただし当時の島根県は大島根県時代で、現鳥取県の因幡国・伯耆国を含む。当時の国郡町宿村浦統計は石見国が那賀郡八町一〇七村・邑智郡一〇五村・邇摩郡三七村・安濃郡二三村・美濃郡七五村・鹿足郡六三村の計四一八町村、出雲国が島根郡二二町五七村浦・意宇郡一一町四七村・大原郡五七村・仁多郡二八村・飯石郡五一村・神門郡八二村浦・出雲郡二四村・楯縫郡三六村浦・秋鹿郡二三村浦・能義郡八二村の計五二〇町村、隠岐国が知夫郡五村・海士郡八村・穏地郡一四村・周吉郡三町二三村の計五三町村、ほかに伯耆国六三五町宿村・因幡国五七〇町宿村があった。明治五年に大区・小区制が施行され、出雲国を除く石見・隠岐・因幡・伯耆四国では同一一年当時の大区・小区制の区分が記されているが、出雲国では同五年一一月に大区が廃されて七八区制となったためその区分が記される。なお明治初年の合併によって成立した町村には、合併前の村名の注記がある。
活字本 「新修島根県史」史料篇5近代(中)
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報