最新 地学事典 「崑崙-秦嶺地向斜褶曲区」の解説
クンルン-チンリンちこうしゃしゅうきょくく
崑崙-秦嶺[昆仑-秦岭]地向斜褶曲区
Kunlun-Qinling geosynclinal fold region
タリム(塔里木)台地と中朝準台地の南側にほぼ東西に連なる古生代地向斜帯で,西から西崑崙・東崑崙・チーリエン(祁連,南山とも)・秦嶺の地向斜褶曲系に区分される。これらの南西側はチベット高原の大部分を占める中生代地向斜区で,南東側には揚子準台地があり,深部断裂によって境されている。この地向斜区はカンブリア~三畳系からなり,かつての中国台地の上に,断層地塊の沈降によって生じたと考えられている。崑崙山脈や秦嶺山脈の形成は新生代に入ってからのインド亜大陸の衝突によるものである。
執筆者:徳岡 隆夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

