川中で尼剥ぐ(読み)かわなかであまはぐ

精選版 日本国語大辞典 「川中で尼剥ぐ」の意味・読み・例文・類語

かわなか【川中】 で 尼(あま)(は)

  1. 無力な者に乱暴を加える。無残なことをすることをたとえていった。
    1. [初出の実例]「ある比丘尼賀茂川にゆきかかり、水たかければ川越(かわごし)をやとひ、鳥目五銭の約束にてこしけるが、真中深みにて、〈略〉『先ここ迄が五文、むかひまでは拾文、あとへもどりますれば弐拾文』といふ。比丘尼聞て、『悉皆それは川中(ナカ)あまはぐやうな事じゃ』といはれた」(出典咄本・軽口御前男(1703)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 川越 実例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む