かわなか【川中】 で 尼(あま)剥(は)ぐ
- 無力な者に乱暴を加える。無残なことをすることをたとえていった。
- [初出の実例]「ある比丘尼賀茂川にゆきかかり、水たかければ川越(かわごし)をやとひ、鳥目五銭の約束にてこしけるが、真中の深みにて、〈略〉『先ここ迄が五文、むかひまでは拾文、あとへもどりますれば弐拾文』といふ。比丘尼聞て、『悉皆それは川中(ナカ)であまはぐやうな事じゃ』といはれた」(出典:咄本・軽口御前男(1703)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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