乱暴(読み)ランボウ

デジタル大辞泉 「乱暴」の意味・読み・例文・類語

らん‐ぼう【乱暴】

[名・形動](スル)
道理を無視して、荒々しい振る舞いをすること。また、そのさま。「酔って乱暴を働く」「乱暴な男」「乱暴されたと訴える」
やり方・扱い方が、荒っぽく雑であること。また、そのさま。「乱暴運転」「道具乱暴に扱う」「それは乱暴な話だ」
[派生]らんぼうさ[名]
[類語](1狼藉ろうぜき無法乱行らんぎょう蛮行ばんこう暴状暴挙暴行暴力・腕力沙汰ざた荒くれ粗暴凶暴狂暴猛悪野蛮アウトレージ言語道断無茶めちゃむちゃくちゃめちゃくちゃめちゃめちゃ滅法法外無理無体理不尽非理不当不条理不合理非合理/(2荒い荒っぽい手荒い手荒力尽く力任せ強引無茶粗笨そほん粗雑ぞんざいいけぞんざいラフ荒荒しいがさつ粗野荒気ないむずとむんずと腕ずくぐっとぐんとぐいとぐいぐいぐんぐんどんどんぎゅっとぎゅうぎゅうぎゅうきゅうきゅうがっちりきゅっとひしと粗暴荒荒しい力を込める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乱暴」の意味・読み・例文・類語

らん‐ぼう【乱暴】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 荒々しい行ないをすること。暴力をふるったりして荒々しく振舞うこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「今定正の行列を、乱暴(ランバウ)なせる狂女の側へ、つかつかと身を寄せて」(出典人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三)
  3. 人の言動計画、物の出来などが、粗雑であること。やり方、扱い方が雑であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「弾機(ばね)も有るか無きかの乱暴(ランバウ)馬車で」(出典:帽子(1906)〈国木田独歩〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android