川平間切(読み)かびいらまぎり

日本歴史地名大系 「川平間切」の解説

川平間切
かびいらまぎり

近世初頭、八重山に設けられていた行政区画の一で、カビィラとよぶ。両島絵図帳によると、石垣島の脊梁をなす於茂登うむとう山系の北側地域と平久保ひらくぼ半島が含まれ、南北七里半・東西一里、南は石垣いしやなぎい間切、東は宮良めーら間切に接し、北・西は海。川平かびいら仲筋なかしいじい桴海ふかい・「きやか」の四村があり、高二四二石余。寛文八年(一六六八)の琉球国郷帳には「河平かひら間切」と記され同高で、うち田方一九五石余・畠方四五石余・桑役二石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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