川平(読み)かわだいら

日本歴史地名大系 「川平」の解説

川平
かわだいら

[現在地名]丸森町筆甫 川平

筆甫ひつぽの南、宇多うだ川上流部に位置し、相馬氏領の宇多玉野たまの(現福島県相馬市)との境界が複雑に入組んでいる。元和六年(一六二〇)領境の中井塚なかいづか山のうち鍋宇津なべうづ山で相馬氏領の者が公儀用材と称して伐り出したことにより争論となった。いったんはその言を信じて収拾したが、同七年伊達氏領の者が材木を伐り出すに及んで今度は相馬側が伐採ならぬとして紛糾し、伊達家が当方の山と決するに至り、ついに相馬利胤幕府に訴え出た(貞山公治家記録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 本陣 玉野 大内

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む