…川底に秘かに伏樋を設け,河表面下の流下水を隠密裏に引けば直ちに水論を生じる。また〈川浚(かわざらえ)〉の名目で,平素は河表に流水を見ない河面下を一定の深さで幾百mか上流まで掘り上り,その河表面下の流水を引用する権利の認められているような場合にも,古来定まっている距離を一方的に延長して川浚したときは,当然水論となる。河水・池水の番水制も細かく規定されている反面,A村からB村に引水の順序を切り換えるとき,そのわずかな時間に水路上を流れている(A,B両村間のいずれにも属さない)水はA村,B村いずれの権利分であるかなど,大規模な水論はほぼ消滅しても,村落間の小水論の種は尽きることがないのが実状である。…
※「川浚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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