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浚渫 しゅんせつdredging

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

浚渫
しゅんせつ
dredging

水底の土砂を掘取り,運搬処分する作業。河川治水,航路港湾の水深確保,水中構造物や基礎の構築にあたっての不用土砂の排除埋立て用の土砂の採取などをおもな目的とする。渫にあたっては,土量,地形地質などの条件によって最も適当な設備を選ぶことが大切である。

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デジタル大辞泉の解説

しゅん‐せつ【××渫】

[名](スル)海底・河床などの土砂を、水深を深くするために掘削すること。「運河を浚渫する」「浚渫工事」

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百科事典マイペディアの解説

浚渫【しゅんせつ】

海や川,貯水池等の水底の土砂を掘り取ること。河川の流路の拡張,航路や泊地の水深の増加などを目的とするほか,埋立てのための土砂を採取するためなどに行われる。ふつう浚渫船によって行う。
→関連項目埋立て

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅんせつ【浚渫 dredging】

航路,泊地,取水路,排水路および流水路などの建設または土地の造成,海底土質の改良,土砂の採取などを目的として行われる水底土砂の掘削作業。海底油田,構造物の基礎などをつくる際に行われる水底の掘削とは異なる。浚渫によって,河川,用水路では流水の疎通がよくなり,貯水池では貯水能力が増加し,港湾では喫水の大きい船を安全に航行,停泊させることができ,さらに浚渫に伴う排土を埋立てに利用することによって土地の造成費を安くすることが可能となる(埋立て)。

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大辞林 第三版の解説

しゅんせつ【浚渫】

( 名 ) スル
港湾・河川などの水深を深くするため、水底をさらって土砂などを取り除くこと。 「運河を-する」 「 -船」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

浚渫
しゅんせつ
dredging

河川、湖沼、海域などで、広い面積にわたって水底を掘ることをいい、局所的な工事のために水底を掘る水中掘削とは区別される。浚渫によって水深を増加させれば、河川では通水断面積が増加し、湖沼では貯留水量が増え、海域では船舶の航路が確保されるようになる。浚渫された土砂は一般には埋立てに利用される。最近では有害物質を含む土砂、有機物を多量に含む堆積(たいせき)汚泥など、公害対策、環境対策のうえから除去が必要となることがあり、これらを浚渫する工事も行われるようになった。[堀口孝男]

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世界大百科事典内の浚渫の言及

【砂鉱床採掘】より

…金やスズ石,あるいはチタン鉄鉱(イルメナイト)など,溶けにくく,比重の大きい鉱物を含むものが多く,その採掘には独特な方法が行われる。河川敷や海浜などでは浚渫(しゆんせつ)船(採金船)によるドレッジングdredgingが,丘陵地などでは高圧ジェット水による切崩しと水流を利用した分別をする方法などが行われる。鍋状の大きな皿を用いる椀掛け(わんがけ)と呼ばれる方法で,砂金や宝石などをより分ける古くからの方法も,一部の地方では今なお行われている。…

【埋立て】より

…しかし,一般に中世,近世では,河口デルタにおける新田開発のための干拓に重点が置かれ,埋立てが本格的に行われるようになったのは明治以降のことである。
[埋立ての方法]
 埋立てにはその場所の条件によって種々の方法が用いられるが,もっとも一般的にはポンプ船による浚渫(しゆんせつ)を利用する。これはポンプ船によって水といっしょに吸い上げた水底の土砂を排送管で埋立地まで送り込み,水は予定埋立地のまわりに造られた仮護岸から排水するようにして土砂を沈殿させて埋立地を造成するもので,土地の造成とともに航路,泊地などの水深の確保も同時に行える。…

【土地造成】より

…しかし,自然の地形のままでは使いにくいので,高いところを掘削,切土し,その土砂を運搬し,低いところに盛土し,整地して人間が使いやすい平らな用地として整備することが必要となる。このようにして用地を得ることを土地造成といい,このうち水底の土砂の掘削を浚渫(しゆんせつ),水面・湿地帯の盛土を埋立て,また,湿地や干満差のある遠浅の海を堤防で締め切り水位を下げて土地とすることを干拓という。 土地造成は,その用途を明確にして安い費用で使いやすいように仕上げることが必要である。…

※「浚渫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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