川瀬町(読み)かわせちよう

日本歴史地名大系 「川瀬町」の解説

川瀬町
かわせちよう

上京御前通下立売上ル二丁目西入

南北に通る御前おんまえ(旧西大宮大路)天神通てんじんみち(旧西靫負小路)を東西につなぐ通りを挟む両側町。平安京の条坊では、右京一条二坊一保一町から二町の地で、官衙町の一つ「兵庫町」の跡地(「拾芥抄」西京図)。平安中期以後は鷹司小路西大宮大路たかつかさこうじにしおおみやおおじの地。

中古京師内外地図は当地付近を「筑紫丁」と記し、「坊目誌」には筑紫から菅原道真の霊をこの辺りに祀ったことによるとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android