川隈(読み)かわくま

精選版 日本国語大辞典 「川隈」の意味・読み・例文・類語

かわ‐くまかは‥【川隈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かわぐま」とも ) 川の折れ曲がって流れるところ。河流のいりくんだところ。また、川の深いところ。淵。
    1. [初出の実例]「つぎねふ 山城川を 川泝(かはのぼ)り 我が泝(のぼ)れば 箇波区(カハクマ)に 立ち栄ゆる」(出典日本書紀(720)仁徳三〇年九月・歌謡)
    2. 「こもりくの 泊瀬の川に 船浮(う)けて 吾が行く川の 河隈(かはくま)八十隈おちず よろづたび かへりみしつつ」(出典:万葉集(8C後)一・七九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android