州流し(読み)スナガシ

デジタル大辞泉 「州流し」の意味・読み・例文・類語

す‐ながし【州流し/×洲流し】

砂浜波跡や水の流れを連想させる文様。州流れ。
旗や幕などに、州浜すはま模様を染め抜いた紋。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「州流し」の意味・読み・例文・類語

す‐ながし【州流・洲流・墨流】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 木目(きめ)や水の流れを連想させる文様。すながれ。
    1. [初出の実例]「包ませ給へる衣筥には黄金してすなかしをまきためり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)駒競の行幸)
  3. 旗・幕などに州浜の模様を染抜いた紋。
  4. すながしあみ(州流網)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android