巣伏村(読み)すふしむら

日本歴史地名大系 「巣伏村」の解説

巣伏村
すふしむら

奈良時代から平安時代にかけて胆沢いさわ地方にあった村。

大化改新によって確立した律令国家は支配地域の拡大とその確保を策し、陸奥においては奈良時代末までに現宮城県地方をほぼ統治下に置いたが、岩手県地方は「胆沢之地、賊奴奥区、方今大軍征討、剪除村邑、余党伏竄、殺略人物」(「続日本紀」延暦八年六月九日条)、「所謂胆沢者、水陸万頃、蝦虜存生、大兵一挙、忽為荒墟、余燼仮息、危若朝露、至如軍船解纜、舳艫百里、天兵所加、前無強敵」(同書同年七月一七日条)とあるように統治圏外であり、多賀たが城を拠点に幾度か出兵が企画された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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