巣取(読み)すどり

精選版 日本国語大辞典 「巣取」の意味・読み・例文・類語

す‐どり【巣取】

〘名〙
① 鳥の巣からひなを取ること。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
賭博(とばく)現場を押えて捕えること。
歌舞伎・裏表柳団画(柳沢騒動)(1875)大切「年中賭場の梶取りに、巣どりの早手に出合っても」
大勢で取りおさえること。
※歌舞伎・与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)六幕「漁師仲間を呼び集め、巣どりにするが、がってんか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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