工芸紙(読み)こうげいし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「工芸紙」の意味・わかりやすい解説

工芸紙
こうげいし

美術工芸品や民芸品などに利用される紙の総称。昭和期になって再興または新作されたものが多い。日本古来の手法 (手すき) によってつくられる。原料はコウゾ,ミツマタ,ガンピなどのほか木材パルプ,古紙などを併用したものもある。丈夫で独特の風合をもつ。純靭繊維を利用したものを特に日本紙などと呼ぶ。島根県の出雲岩坂紙,鳥取県の因州鳥取,富山県の八尾紙,長野県の内山紙,福井県の越前和紙,徳島県の阿波和紙,高知県の土佐和紙などが有名である。あらかじめ植物染料,顔料,化学染料を使って繊維を着色してすく。

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