内山紙(読み)ウチヤマガミ

デジタル大辞泉 「内山紙」の意味・読み・例文・類語

うちやま‐がみ【内山紙】

長野県下高井郡下水内しもみのち郡などで産する和紙。高級障子紙として使用

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精選版 日本国語大辞典 「内山紙」の意味・読み・例文・類語

うちやま‐がみ【内山紙】

  1. 〘 名詞 〙 和紙の一種。長野県下高井郡、下水内郡地方に産するもの。紙質が非常にきめ細かく、障子紙として珍重される。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「内山紙」の解説

内山紙[紙工芸・和紙]
うちやまがみ

北陸甲信越地方、長野県の地域ブランド。
飯山市・下高井郡木島平村で製作されている。江戸時代初期に美濃製法を学んだ職人・萩原喜右ヱ門が、自分の家で漉いたのが始まりといわれている。名称発祥地内山(現・下高井郡木島平村)に由来する。多量の雪に楮を晒して楮の皮を白く漂泊する凍皮や雪晒しなど独特の技法をつくりだした。楮100%の手漉き和紙は強靱で、通気性・通光性・保温力に優れる。そのため、障子紙としてよく利用される。1976(昭和51)年6月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品指定

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デジタル大辞泉プラス 「内山紙」の解説

内山紙

長野県飯山市、下高井郡野沢温泉村、下水内郡栄村で生産される和紙。原料コウゾ。江戸時代初期に信濃国高井郡内山村の職人が美濃国で製法を学び、自宅で漉きはじめたのが起源とされる。「凍皮」「雪晒し」などの独特の技術を用いる。丈夫で色は白く、障子紙などに加工される。1976年、国の伝統的工芸品に指定。「うちやまし」とも読む。

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日本文化いろは事典 「内山紙」の解説

内山紙

産地:長野 雪の上に晒す(雪ざらし)ことで薬品の使用量が抑えられ、さらに自然な白さが得られます。また、通気性・通光性に優れ、強靭であるため、障子紙に使われます。

出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報

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