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土佐和紙

デジタル大辞泉プラスの解説

土佐和紙

高知県土佐市、吾川郡、高岡郡、香美郡、長岡郡で生産される和紙。原料はコウゾミツマタなど。起源は定かではないが、平安時代の『延喜式』にすでに「土佐の紙」の記述が見られる。製造が盛んになったのは江戸期で、現在は製法が伝わっていない「土佐七色紙」の幕府への献上により土佐和紙の名が知られるようになった。ほかに「青土佐紙」など染紙が有名。表具紙、工芸紙、奉書紙などに用いられる。1976年、国の伝統的工芸品に指定。

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日本文化いろは事典の解説

土佐和紙

産地:高知 土佐七色紙(※1)、典具帖紙(※2)、謄写版原稿用紙(※3)、図引紙(※4)など古くから多様なバリエーションを展開しており、近代化や輸出によって 世界に知られるようになりました。雲芸紙、楮鳥の子、金和紙などが漉かれ、美術紙・民芸紙として注目されています。※1『土佐七色紙』・・・土佐特有の七色の紙の事で、原料はほとんど楮〔こうぞ〕ですが黄紙と紫紙には雁皮を使い、天然染料で染め上げられていました。※2『典具帖紙〔てんぐちょうし〕』…原料は楮。かげろうの羽に比較されるほど薄い(0.03mm)。木版画の版下や画家の透き写しなどに使われ、上等品はタイプライター用として輸出されていました。※3『謄写版原稿用紙〔とうしゃばんげんこうようし〕』…楮が原料で後に図引紙に発展しました。※4『図引紙〔ずひきがみ〕』…三椏〔みつまた〕が原料で製図用、扇面用紙や転写用紙として使われました。

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