左右左(読み)サユウサ

デジタル大辞泉 「左右左」の意味・読み・例文・類語

さゆう‐さ〔サイウ‐〕【左右左】

叙位叙官・賜禄などのときの拝舞方式。腰から上を、左、右、左の順に向けて拝礼する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「左右左」の意味・読み・例文・類語

さ‐ゆう‐さ ‥イウ‥【左右左】

〘名〙
① 叙位、叙官、賜祿(しろく)などの時の拝舞の方式。拝礼を腰から上部を左、右、左の順に向けて行なうところからいう。
※永久百首(1116)雑「柏木を椎のしづ枝に折りかへて左右左までやふしまろぶ覧〈源俊頼〉」
能楽の舞の型の一つ。扇を持ったまま、左手を上げ右手を下げ、左側へ一足行き、さらに左手を下げ右手を上げて右側へ一足行くこと。
※却来華(1433)「舞に左右左左右左あり。これを右左右右左右とかなづる在所あるべし。秘伝也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android