拝礼(読み)はいれい

精選版 日本国語大辞典 「拝礼」の意味・読み・例文・類語

はい‐れい【拝礼】

〘名〙 頭をさげて礼をすること。おがむこと。また、元日朝拝。はいらい。
小右記‐長和二年(1013)七月一五日「明日只参左府許也。不拝礼者。此事不意」

はい‐らい【拝礼】

〘名〙
① 頭を垂れて礼をすること。おがむこと。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
② 元日、院や摂関家などに年賀の礼をすること。拝賀
和泉式部日記(11C前)「正月一日院のはいらいに殿ばらかずをつくしてまゐり給へり」

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デジタル大辞泉 「拝礼」の意味・読み・例文・類語

はい‐れい【拝礼】

[名](スル)頭を下げて礼をすること。拝むこと。はいらい。「神前拝礼する」
[類語]礼拝奉拝跪拝遥拝再拝御辞儀敬礼答礼握手一揖一礼会釈黙礼目礼最敬礼叩頭叩首低頭

はい‐らい【拝礼】

[名](スル)
はいれい(拝礼)」に同じ。
朝廷・院などでの元旦の朝拝。
「正月の一日の―に参りて申し給ふなり」〈栄花・月の宴〉

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普及版 字通 「拝礼」の読み・字形・画数・意味

【拝礼】はいれい

命を受けて拝する。〔史記孔子世家〕楚、人をして孔子を聘せしむ。孔子將(まさ)にきて禮を拜せんとす。陳・大夫~相ひ與(とも)に徒役を發し、孔子を野に圍む。行くことを得ず。

字通「拝」の項目を見る

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葬儀辞典 「拝礼」の解説

拝礼

神式葬儀での拝礼の方法は、独特です。二礼・二柏手・一礼の順で行います。ただし、柏手を打つ時は音を立てないように気をつけます。■2回深くおじぎをします。■柏手を音をたてないように2回打ちます。■最後に1回深くおじぎをします。

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