左孕(読み)ひだりばらみ

精選版 日本国語大辞典 「左孕」の意味・読み・例文・類語

ひだり‐ばらみ【左孕】

  1. 〘 名詞 〙 胎児が左腹の方にかたよった位置をとって懐妊していること。古くから胎児の位置で男・女を予想し、この孕み方は男の子であるとの俗信があった。さばらみ。
    1. [初出の実例]「左孕(ヒダリバラミ)は御男子のしるし」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)一)

さ‐ばらみ【左孕】

  1. 〘 名詞 〙 左腹にみごもること。男子懐妊の徴候という俗説があった。
    1. [初出の実例]「左孕(さバラミ)と有ば疑ひもない御男子」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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